子供の予防【あずきクラブ】
●フッ素を正しく利用しましょう
当医院では、歯のクリーニング終了後、無料でみなさまにフッ素塗布をしています。
フッ素の役割をきちんと知った上で正しく利用すれば、むし歯予防の効果が高まります!
子供の乳歯や生えたばかりの永久歯は、歯を覆うエナメル質が未発達で、むし歯の進行も早いことが多いので注意が必要です!
歯が生えたら、低濃度フッ素を家で毎日塗り、高濃度のフッ素を年に数回歯医者で塗るのが理想的です。
フッ素の役割は・・・
①むし歯になりかけた歯を元に戻す
むし歯菌によって歯からとけだした『リン』や『カルシウム』を再び歯に取り込むのを助けます。
②むし歯に強い丈夫な歯を作る
歯の表面にむし歯菌の酸に強い結晶を作ります。
③むし歯菌の活動を抑える
むし歯菌に酸を出さないように働きかけます。
フッ素は、むし歯予防の名脇役といった存在です。フッ素だけでは完全にむし歯を予防することはできませんので、食生活や歯磨きなど生活習慣に気をつけ、歯科医院での定期検診もきちんと受けましょう。
フッ素塗布を受けてから、30分は飲食やうがいができませんので、ご注意ください!
●『あいうべ体操』ご存じですか?
あいうべ体操で『口呼吸』→『鼻呼吸へ』
お口の乾燥は、細菌の増殖による病気の誘発、口臭の発生、そして全身の自律神経に影響し、他のからだの疾患を引き起こす可能性があります。
口呼吸から鼻呼吸になることで、乾燥していたお口の中が潤い、保湿された状態になります。
また、舌のたるみは顔のたるみに直結すると言われています。
《口呼吸のチェック》
- 無意識に半開きになる。
- イビキをかく。
- 唇がカサカサ乾燥する。
- 口が『へ』の字の形。
- 唇を閉じると下アゴに梅干ができる。
- 前歯が出ている。
などなど・・・
《あいうべ体操 やり方ポイント》
- 口を大きく動かすことを意識する。
- 1つの動作(例:『あ』)を約1秒で。1セット(『あ』『い』『う』『べ』)を約4秒かけて行う。
- 1セットを10回続けて行う。
- 1日に3回に分けて(10回×3=計30回)行うのがおすすめ!
- お風呂や就寝前がベスト
- 声は出さなくてOK!少し声を出して行うとストレッチ効果がアップ!
口を大きく開ける
縦の楕円形に近くなるようにして、のどの奥が見えるくらい口を大きく開ける。
口を横に開ける
ほおの筋肉が両方の耳の前による感じがするくらいが目安。首に筋が浮き出るくらいに。
口をとがらせる
思い切り唇を前に突き出すようにする。
『べ~』と舌をのばす
舌の先を舌あごの先端まで伸ばすような気持ちで、舌を出す。
あずきクラブメニュー
●定期検診
- ①全体の汚れをチェックし、必要に応じて超音波の機械や歯ブラシ・フロス・赤染めなどを使って汚れを落とします。
- ②汚れをつきにくくするために、歯の表面をツルツルに磨き上げます。
- ③クリーニング終了後、先生がむし歯や歯並びのチェックをします。
- ④治療するところがなければ最後にむし歯予防のフッ素をぬります。
お子さまのクリーニングの場合、30分程度で終わります。
終わった後は、ご褒美がもらえることも!
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